加熱式ではない加湿器を使っていると、焦げ臭いとか、生臭いとか、水槽のような臭いが漂ってきたことはありませんか?
こちらのブログ記事では、メーカー説明書に書かれている、普段のお手入れ方法はもちろん、嫌な臭いが発生した場合の解消方法について説明しています。
また、私がたどり着いたズボラ向けお手入れ方法(メーカー非推奨)、そしてズボラさん向けのお手入れが簡単な加湿器についても紹介しました。
あなたにとってベストなお手入れ方法の参考になれば幸いです!
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【基本】ダイニチハイブリッド加湿器のお手入れ方法
気化式の加湿器は触っても熱くない等のメリットもありますが、嫌な臭いが発生しやすくなるというデメリットもあります。
この記事では、私が使用しているDAINICHIハイブリッド加湿器(HD-RX315)のお手入れ方法について説明しています。
掃除に必要な道具
- 掃除機
- クエン酸(100均でも購入可)
加湿器の基本的なお手入れ方法
- 本体フィルターのホコリを取る
- 水受けトレイに汚れがあれば取り除く
- 内部のフィルターを水洗いする
①フィルターのホコリを取る
背面の外側フィルター(吸気グリル)に掃除機をかけます。
ある程度ホコリを取り除いてから、外側(プラスチック)のフィルターを外します。内側のフィルター(網?)のホコリも掃除機で吸いましょう。
【注意】いきなり外側のフィルター(吸気グリル)を外してしまうと、細かいホコリがブワーッと飛び散るので注意してくださいね。私の体験談です・・・。
②水受けトレイに汚れがあれば取り除く
水の入ったタンクを外し、トレイを引き出します。
中に入っている青いフィルター(抗菌気化フィルター)を、ひとまず取り出しておきましょう。
水受けトレイの内側を確認すると、角などに赤っぽい色や、オレンジ色、もしくはピンク色の汚れが溜まっていませんか?
これはカビではなく酵母が原因で、お風呂場などの水回りにもよく発生するものと同じです。
トレイの水を捨てて、ペーパーや布等でふき取り、よく水洗いすれば完了です。
青いフィルターを水洗いする
青いフィルター(抗菌気化フィルター)は水洗いをして、水受けトレーに戻します。
フィルターの水洗いは2週間に一度が目安だそうです。
ただし、水洗いをした次回のお手入れは、クエン酸を使用したお手入れをするように説明書には書かれています。
つまり、このようなサイクルですね。
- 水洗いする
- 2週間後にクエン酸洗い
- 2週間後は水洗いのみ
- 2週間後にクエン酸洗い
- 以下、繰り返し
クエン酸清掃をすることによって、水道水のカルキが固まるのを防ぎ、フィルターの寿命をできるだけ伸ばす効果があるそうです。
クエン酸を使った掃除方法
- 40℃位のお湯4Lを用意する
- クエン酸大さじ2杯半を混ぜる
- フィルターを30分~2時間程度漬ける
- 水道水でしっかりすすぎ洗いする(2分以上)
注意:クエン酸の濃度が高すぎると部品が破損する恐れあり
それぞれセットして完了
水受けトレーを本体に戻し、給水タンクを戻せば通常のお手入れ完了です!
ダイニチハイブリッド加湿器が臭う場合の解消方法
ここまでは基本の手入れ方法です。すでに加湿器が臭っている場合、指定の洗剤を使用したお手入れが必要となります。
指定の洗剤というのがこちらです↓
ワイドマジックリンは、鍋や魚焼きグリルの焦げ付きを取ったり、洗濯槽の清掃にも使えますよ。
ワイドマジックリンを使った掃除方法
- 40℃位のお湯4Lを用意する
- ワイドマジックリン大さじ4杯を混ぜる
- フィルターを1時間程度漬ける
- 水道水でしっかりすすぎ洗いする(2分以上)
注意:洗剤の濃度が高すぎると部品が破損する恐れあり
【簡単】ズボラ向けの手間を省いたお手入れ方法
以上が基本の流れですが、正直、手間がかかると思いませんか?
特にクエン酸による清掃は説明書通りに水ですすいでも、独特のニオイが残るため、何度もすすぎ直すことが多くてイライラしました。
最初の1年は真面目にメンテナンスを行い翌冬も使ったものの、カルキによる石化がひどくて気分の良い状態ではありません。どう考えても説明書通りの方法では手間と効果が合わないのです。
そこで私なりに試行錯誤を続けて3年目の私がたどり着いた「ギリギリ許せる」メンテナンス方法について、ご紹介いたします。
基本は「掃除機・ティッシュ・水道水」のみ
- 掃除機でホコリを吸い取る(週1)
- 青フィルターを流水ですすぐ(週1)
- 水受けトレーの汚れはティッシュでふき取る
基本、これだけです。クエン酸掃除も、ワイドマジックリンも現在は使用していません。
なぜ使用せずにいられるかというと、ポイントが2つあります。
ポイント①フィルターは1シーズンで使い捨て
青いフィルターを秋に購入し、ひと冬使って、春を迎えた辺りで捨てます。
つまり、1シーズンで買い替える消耗品だと割り切ることにしたのです。
せっせと手をかけてクエン酸清掃しても、冬が終わる頃にはカルキが固まって石のようにゴチゴチに石化してしまうのです。
お手入れをすれば最高で5シーズン使えますと書かれていますが、そこまで使える気がしません。
これが真面目にお手入れした際の1シーズン目↓
春に収納したところで、次に開封する頃には「これ、使うの・・・?」という嫌悪感しかありません。
それなら春にポイッと処分した方が気持ちよいですよね。
Amazon等で買えば1500円弱で購入することが出来ます。2枚入りなら1枚あたり1,000円と更にお得に買うことが出来ます。
気持ちよく使えるうえ、手間や時間が節約できるのですから、かえってお得だと思いませんか?
水タンクに除菌剤を入れるとベスト
フィルターを変えるだけでもいいですが、私はそれにプラスして加湿器用の除菌剤を使用しています。
タンクに水を補充する際に、水2Lに対して、小さじ1杯(5ml)程度の除菌剤を加えています。
ただしこちらを使用したから言って、オレンジやピンク系汚れ(酵母系)の発生は完全に防げないそうです。ただ、同じ状況で使用しているにも関わらず、ピンク汚れが発生する年としない年があります。この商品のせいではなく、他の条件があるようです。
あくまでも加湿器内のヌメリ防止対策として、こういったタンクの除菌剤は使用しましょう。
【私流】加湿器ファンのホコリを掃除(?)する方法
加湿器を何年か使っているうちに、内側のファン(リスが回る水車みたいなやつ)がホコリだらけになってしまいます。
説明書を見るとファンの掃除方法はなく、販売店やメーカーに清掃を依頼するように書かれています。え、それはちょっと面倒くさい・・・
ネットで検索すると解体して水洗いする方も多いようです。ただし「配線がむき出しになる」という言葉にビビり、面倒くさがりな私は「1時間ぐらいかかる」ことに対してもやる気が起こりません。
そこでたどり着いた『完全に綺麗には取れないが、許せるぐらいには綺麗になる』方法です。こちらもメーカー推奨ではありませんが、参考までにどうぞ。
エアダスターでホコリを上から下へ吹き飛ばす
私が使用しているのはパソコンのキーボード等の、細かいホコリを払うエアダスターです。
使用する際に気をつけて欲しいのは、火気のない、通気の良い所で行うこと。私は玄関前で行っていますが、ベランダや、窓を開けるなど工夫してください。
ホコリを上から下に落としていくイメージで行います。
まずは上からエアダスターのストロー(?)を差し込んで、中のファン(水車もどき)を風圧でクルクル回していきます。次に背面のホコリを吹き飛ばし、念のためもう一度上からファンに吹きかけます。
このように下に綿ボコリが落ちてきます。初めて行った時は、マリモ並みに大きい塊が出てきました。
フィルタートレイを戻す前に、ウェットティッシュ等でホコリをふき取れば完了です。エアダスターのガスは下に溜まるそうなので、少し時間を空けてから使用すると安心ですよ。
私が使用したのはこちら▼
逆さまに向けても使用できるタイプです。
加湿器のフィルター掃除をしないと起こるデメリット
加湿器フィルター清掃を怠った場合に起こる可能性について、説明書からまとめました。
- 加湿効果が弱くなる
- 臭いの原因になる
- フィルターの寿命が短くなる
③はお金の問題ですが、加湿の出来ない加湿器では困ります、部屋中が臭くなっても困ります。やはりフィルター掃除は必要のようです。
タンクの清掃をサボると加湿器肺炎になることも
2022年1月18日に放送されたZIPの中で、女子学生さんが「咳と熱が出て医療機関を受診したら、加湿器肺炎だった」と診断を受けたそうです。
仁友クリニック杉原徳彦院長によると「加湿器の貯水タンクがばい菌発生し、加湿器の蒸気と一緒に拡散され、肺炎を起こしてしまうのが加湿器肺炎」とのこと。
加湿器肺炎の症状としてはこういったものがあるそうです。
・せき・のどの痛み
・発熱頭痛関節痛
・食欲減退
・体力低下
加湿器肺炎を防ぐには、こまめに加湿器を綺麗にすることしかありません。
タンクの水をつぎ足しするのはNGです。1日1回タンクの中の水を捨てて、入れ替えましょう。
その際に水を少し入れて振り洗いをして、その水は捨てます。それから新たに水道水(塩素を含む水)を入れることが基本です。
どのメーカーでも水を入れ替えるよう説明書に書かれているかと思います。一度チェックしてみてくださいね。
【究極】お手入れが最も簡単な加湿器は象印一択!
ここまでダイニチ加湿器が臭くなった場合のお手入れ方法について、基本の方法、手抜きの方法について紹介いたしました。
ですが、いくらフィルターを使い捨てしたところで、水受けトレーにピンク汚れやカルキが発生するんですよね。
加湿器を清潔に使用するには、ある程度のメンテンナンスは必要不可欠です。
ならば、最もお手入れが簡単な加湿器を選べば、手間も時間も節約出来て、冬の間のストレスが激減します。
今、最も手軽に掃除ができる加湿器がこちらだそうです!
まるで湯沸かしポットですが、間違いなく加湿器です。
ポットって蓋を開けると口が大きいですよね、あれなら隅々まで手が入るので楽に掃除ができます。
もしあなたの加湿器が古いのあれば、お手入れが簡単なこちらに買い替えするのもアリだと思います!
わが家はもう少し今のお手入れ方法で頑張って、壊れたらこちらのシリーズに買い替えたいです。