食に関する話

レシピ本『ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん』感想!毎日の料理を頑張りすぎなくてOK!

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子育て中で毎日のご飯支度って
本当に大変ですよね。

少しでも楽になる方法を知りたくて
料理本を探してしまいます。

そんな私が今回選んだのは
『ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん』です。

レシピも載ってはいますが
料理に対する考え方についてが
メインに書かれている本です。

小手先のテクニックではなく
根本的な基礎力を変えることで
毎日の料理が楽になる。

そんなアイデアが詰まった本ですよ!

『ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん』感想

ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん 毎日のごはん作りがすーっと楽になる
著者:やまもと しま
出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2021/5/21)

〇〇した『だけ』なんて言わなくていい

時短や手間なしレシピの
料理アイデア本を読むと
こんな風に書かれていませんか?

『ブロッコリーは茹でるだけでいい』
『レタスは洗っただけで食べられる』

確かにそうなんですけど
モヤっとするのは私だけですか?

ブロッコリーって洗いますよね?
子房に分けますよね?

レンジか鍋かは家庭によりますが
調理道具の洗い物がゼロではありません。

葉物野菜って洗ったあとの
水切りがしっかりできてないと
サラダとして水っぽくないですか?

などとモヤモヤするんです。
私にとって「~だけ」とは

『プチトマトは洗うだけでいい』
『カットレタスは袋から出すだけでいい』

ぐらいだと思うんですよ。
まあ、これだって

『お店で買ってくる』
『生協に注文する』

という手間はかかっていますよね。

そんな私のモヤモヤを代弁するように
ぶたやまさんはこの様に書かれていました。

「肉を焼くだけ」
「魚を焼くだけ」と
「だけ」を強調して謙遜する必要もない。

作り手が食べやすいように手を加える。
それが大事。

「火を通す」「切って並べる」で充分。
「今日は焼いた!」と言い切れれば良い。

手を加えている!
確かにそうですよね。

私は火を通している(笑)
目からウロコが落ちた言葉でした。

作るひとだけが食卓の責任を背負わなくていい

ぶたやま家には名物料理として
「調理途中かと思われる素材を食卓に出す晩ごはん」
というものがあるんだそうです。

例えば味付けをしない
もしくは少し下味をつけただけで
焼いたり茹でたお肉を出します。

あとは各自が食べてみて
しょうゆやポン酢など
好みの調味料で食べるそうです。

外国ではサラダのドレッシングは
各自が塩、コショウ、オイルなど
適当にふりかけて食べる話を
何かで見聞きした記憶があります。

加熱までは作る人が行って
味付けは各自に任せる。

そんな方法だって良いんですよね。

ちなみに、ぶたやま家では
盛りつけも各自にお任せすることが
あるそうです。

どういうことかというと
イメージするのはホテルのバイキング。

揚げ物、焼き物が大皿にドーン。

他にもいろいろなアイデアがあって
『これでいいのだ!写真館』
というページに掲載されています。

献立に迷ったら素材を減らそう

ぶたやま家では献立を立てる際に
早く使いたい食材を並べることが
多いそうです。

もし、同じように並べてみて
献立が思いつかなかったら?

その時は素材の組み合わせる数を
減らして考えてみると良いそうです。

素材は2つまでに絞る。

肉とキャベツと玉ねぎがあったなら
肉と玉ねぎで生姜焼き
キャベツでナムルを作れば2品できる。

肉野菜炒めを作ったら1品になるため
それはもったいないそうです。

この発想方法はこちらの本でも
同じことが書かれています▼

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料理研究家の上田淳子さんは
1品に使う素材を少なくするメリットを
この様にあげていらっしゃいます。

  • 各調理時間が少なくなり失敗しにくい
  • 色んな味付けができるので食べていて飽きない
  • 品数が多い方が食卓が華やぐ

こちらの本の中では
春夏秋冬に合わせた
素材をバラす料理も紹介されていました。

【作ってみた】ぶたやまミンチは超楽チンな素材です

IMG_202106_ぶたやまミンチ
『ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん』
こちらに掲載されているレシピで
イチ押しメニューを実際に作ってみました。

ぶたやまさんは
ナンプラーとクミンを
使われていましたが
しょう油や塩でも良いとのこと。

我が家は『だし醤油』で
作ってみましたよ。

作り方はシンプルで
ひき肉を焼き付けてから
ほぐして味をつけるだけです。

料理というよりも
ベーコンのように
素材の1つとして使います。
IMG_202106_ぶたやまミンチ
同じ具材をお弁当にも使うとこんな感じ。

他にズッキーニに
ぶたやまミンチをのせ
ケチャップとチーズで焼きました。

最後に残ったミンチと玉ねぎ
卵と鶏ガラスープの素で
チャーハンにしました。

どちらも4歳の子供に大受けでしたよ!

毎日の料理はやり過ごせれば合格

改めて、やり過ごすとは?

  1. 後から来るものを先に行かせる
  2. なすがままにさせて放っておく
  3. 物事を限度を越えてする。

①と②のニュアンスから
はい、どーぞ、どーぞと
右から左に流すイメージでしょうか。

毎日のご飯は、水の流れのように
日々過ぎさっていくもの。

あまり根を詰め込み過ぎず
サラサラと流れるように
やり過ごしていけたらいいなと思います。