NHKスペシャルコロナ危機の感想 シングルマザーに対するコメントが厳し過ぎるが役に立つ話

ガランとした空き部屋 子育てに関する話

先日放送されたNHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」を見ました。

番組サイトには多くのコメントが書かれており、またこの番組を見たライターさんが記事を書き、その記事に対するコメントも多く集まっています。

同情や共感、状況に対する怒りなどと言ったコメントも多くありますが、それと同時に冷静な指摘、批判的な意見も見られました。

正直「傷口に塩を塗らなくてもいいじゃないの・・・」という苦い気持ちになったものの、そのすべてが間違った意見ではないのも事実です。

言い方の問題であって、それは状況を打開するヒントでもあったんです。

そこでこのブログ記事では、番組の内容の紹介と、批判的な意見を元に「苦しい生活を上向きにする方法」についてまとめました。

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NHKスペシャルコロナ危機に登場した女性たち

この番組には下記の様な状況の女性達が登場しました。

  • 住宅ローン9万円を一人で払う時短勤務のシングルマザー
  • 妻のパート収入が半減して家計が苦しい30代夫婦
  • 正社員に早期退職をお願いした子供向け書店経営者
  • 年金を補っていた試食販売員の仕事が無くなった79歳女性
  • 正社員を解雇され再就職が出来ず覚悟を決めた45歳独身女性
  • 内定取り消しに遭った4人の娘を育てる40代シングルマザー

こうやって一覧にすると、胸が苦しい思いになりますね。

皆さん大変な状況ですが、特に大変そうだったシングルマザーのお二人を紹介します。

手取り16万円で働くシングルマザー

ワイングラス
現在5歳の息子さんを持つ、東京都内在住のシングルマザー。

結婚して住宅ローンを組み、3,500万円で自宅を購入したものの、夫婦は2年後に離婚してしまいます。

名義は自分(妻)だったため、現在も月9万円のローンを支払っています。

大手外食チェーンの正社員ではあるものの、育児中で短時間勤務のため手取りは月16万円ほど。コロナの影響で16万円からさらに4万円ほど収入が減った月もあったそうです。

子供の児童手当などで何とかやりくりしているものの、どう考えても住宅費の負担が大きいのが分かりますよね。
頭を悩ませる女性
ですが、買い替えるにしても新しくローンは組めないし、今のエリアで賃貸を借りるとすれば、現在の支払いと変わらないため、それならローンを払い続ける方が良いという判断のようです。

さらに追い打ちをかけるように、勤め先である店舗の閉店が決定します。

そして本社から指定された次の店舗は、通勤に片道2時間かかる場所でした。

今ですら時短勤務で収入が減っているのに、通勤時間がこれ以上かかると勤務時間がさらに減ってしまいます。

本当にそこしか店舗が無いのであれば仕方ありませんが、もしそうでないのであれば、遠回しに辞職を促されているような気がしますね・・・

4人の娘を抱えるシングルマザー

一人で遊ぶ子供
次は4歳から17歳の4人の娘を持つ、関西在住のシングルマザー。

2019年秋に離婚、2020年年4月から食品会社に就職が決まっていました。それがコロナの影響で取り消されてしまったのです。

離婚をする際に自宅を譲り受ける代わり、養育費を受け取らないことにしたため、現在の収入は児童扶養手当の14万円のみ。

そこで高校生の長女がアルバイトを増やし、多い時は月に5万円を家に入れてくれるそうですが、勉強する時間も減り、本人も疲れがたまっているのを感じています。

母親は日中の仕事を探していますが見つからず、ハローワークで深夜のスーパーで品出しをする仕事を見つけました。長女に相談したところ「ママが体調崩したらすべてが終わる」と反対されて断念。また最初から探しなおしです。

水道代も滞納するようになり、緊急小口資金の申請に役所へ行きますが、内定取り消しは「コロナで減収」したわけでは無いと断られてしまいます。

希望を持って訪れたはずが、思いもかけない展開を前に母親が泣き崩れている場面を見ていて、胸が締め付けられるようでした。

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厳し過ぎるが役に立つ意見

この番組に対して厳しい意見やコメントが、番組サイトや、関連ニュース記事に集まりました。

耳が痛い意見ではありますが、けっして見当違いなものばかりではありません。

現状を変えたいという方は、ぜひその意見を読む価値はあると思います。

生活の質を下げることも検討する

スマホ
私はずっとSIMフリー&格安スマホユーザーのため、スマホの機種に詳しくありませんが、このような指摘がありました。

シングルマザーの窮状を
取り扱ってるけど、
スマホはiphoneかぁ。

確かにiPhoneって高いですもんね。

美しいシステムキッチンや
子育てに必要と
車所有見直しを渋る様に違和感

キッチンの件は住宅ローンを抱えるシングルマザーさんのことで、数年前に購入した物件ですから当然キレイです。

車の件は、妻のパート収入が減少した共働き夫婦のエピソードです。
お金のない財布
家計の見直しとして、夫が「ママの車を手放して、必要な時はカーシェアか、親の車を借りよう」と提案したものの、送迎や買い物に不便だからと妻が渋りました。

それまであった車が無いと不便な気持ちは分かりますが、歩いて5分の所にカーシェアがある地域ですから、それなりに公共交通も便利なはずです。

私の地域ではカーシェアが出来る場所なんて、車で2時間以上いかないとありませんからね(かなり田舎・・・)
img_ウォーターサーバー
あと、このご夫婦のリビングには、ウォーターサーバーが設置されていました。

もっと言えば、リビングの広さに対してテレビがめちゃくちゃ大きかったです。

その大画面テレビの目の前にローテーブルを置いて、家族4人でご飯を食べていました。

ちょっと近すぎない??と感じたのは私だけではないと思います。

共働きだったらと
背伸びした生活を促した
マスコミの責任も大きいと思う。

身の丈にあった生活を
見失ってしまった
甘さがあると思います

ガールズちゃんねるでは『貧乏人はお金の使い方が下手』という辛辣なコメントもありました。

言い方はともかく、それは間違った指摘ではないですよね。

良いものは良いという気持ちも分かりますが、使えるお金には限りがありますから。

本当にそこまでのスペックが今の自分に必要なのか考えてみると、より良いお金の使い方が出来るのではないでしょうか。

必要とされる業界で働くべき

カフェカウンター

飲食とかホテルとかアパレルとか
あってもなくても良い産業。

だからちょっとした
切っ掛けでなくなってしまう。

そういう分野を就職先に選ぶなら、
最初からなくなることを
想定して対策する必要がある。

かなり厳しい意見ですが、言ってることは正しいと思います。

とは言え、今日、明日の生活が苦しい状況では、選んでいる余裕はありませんよね。

まずは当たり前の生活が出来る状況を満たさないと、先のことまで考えることは出来ないでしょう。

コロナ禍で求人が急上昇中の仕事

もうどうしたらいいか分からない・・・そんな書き込みに、この業界なら募集しているよ!とコメントが集まっていました。

コロナで人出が足りない所

路上に捨てちゃダメ

  • 医療系
  • 清掃(特に病院系)
  • ヤクルト

当然ですが病院関係は忙しいですよね。清掃の仕事も年配の方がコロナのリスクを避けたいため、特に病院関係で人出が足りないとのこと。

ヤクルトの名前が挙がっているのは、免疫力を上げる目的で購入される方が増えているからのようです。

テレワークで需要が急増している所

冷凍弁当

  • パソコン部品関係
  • 冷凍食品関係

自宅で仕事をする方が増加したことで、パソコンやデスク用の椅子が例年以上に売れているそうです。

また毎日三食自炊するのは大変なので、冷凍食品関係も忙しいようですよ。

友人はインスタントラーメンが売れ筋の会社で営業事務をしていますが、発注処理が追い付かず、春からずっと残業続きだそうです。

地方なら体力の必要な仕事

広大な田園風景に溶け込む夫婦_17

  • 介護
  • 農家のパート
  • 外虫駆除

高齢者の多い地方では、こういった体力が必要な仕事の求人が多いそうです。

農家の方の投稿では「うちのパートさん、月収25万円だよ」という意見もありました。

思っていたより収入が高い!

そういえば、うちの子が通っている保育園で農家をされている方が、高級車で送迎&親子でブランドアウターとスニーカーだったのを思い出しました。なるほど、けっこう稼いでいらっしゃったのですね(笑)

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最後に:NHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」を見て思ったこと

今の時代は状況が変わるスピードが本当に早いです。

妻のパート収入が減ったダンナさんがこの様に言っていました。

生まれた時代が悪かった
(父親と)同じことを
しているのに理不尽だ

また、妻はこのように夫に向かって言いました。

女性活躍って言うけど
全然活躍できない
どうなってるの
どうしてくれるの

(旦那さんのせいではないので、さすがに可哀そう・・・)

すれ違う夫婦
状況が変わってしまったのはご本人達のせいではありませんが、いつまでも同じ状況でいてくれないのが現実です。

毎日同じことをしているだけでは、現状維持が出来ないぐらい、ものすごいスピードで時代が変化しています。

自分が今働いている場所は、今後も必要とされる業界なのか?そういったことも考えながら、毎日を過ごしていかないといけないんだと実感しました。

いざという時の生活資金として貯金も必要ですが、できれば同時に新しいスキルを学ぶための種銭(タネゼニ)も用意しておかないといけませんね。

自戒をこめて学びの多い番組だったと思います。