NHKシブ5時の産後うつ特集を見た感想とまとめ

頭を悩ませる女性 子育てに関する話

先日、NHKのシブ5時内で放送された「産後うつ」特集を見ました。

産後うつという言葉は妊娠中から知ってはいたものの、番組を見て驚いたのは『妊娠中から産後の女性の死因第一位が自殺』と紹介されたことでした。

びっくりして調べてみたら、新聞のニュースでも取り上げられていたんですね。

TVやネットの情報を育児や家事の合間でチェックしているせいか、このニュースは全く触れずに過ごしていました。

シブ5時内で紹介された内容は、私も初めて知った情報が多く「出産前に知りたかった~!」というのが最初の感想です。

私は高齢出産なので今後出産する予定はありませんが、これから妊娠・出産する方に向けて残しておきたいと思います。

シブ5時で知った産後うつに関する事実と対策

こちらのブログ記事では前半は妊娠・産後の女性の死因の調査結果についてを、後半では番組内で紹介された、ボランティアサービスや、夫も巻き込んで家族の将来を考えるためのツールについてご紹介いたします。

妊娠中から産後の女性の死因調査結果について

産後うつ
まず最初にその衝撃的な事実の内容をまとめてみました。

参照:日本経済新聞(2018年9月5日)
妊産婦死亡、自殺が1位 成育医療センター調査
参照:NHKシブ5時(2018年10月9日放送内容から)

調査結果の発表元:国立成育医療研究センターなどのチーム
発表した日:2018年9月5日
調査期間:2015~2016年
内容:妊娠中から出産後1年未満の死因について

<死因>
1位 自殺 92人
2位 ガン 70人
3位 心疾患 24人
4位 出血 20人

むしろ3位の心疾患と、4位の出血の方が、出産時の死亡事故に対するイメージでした。

自殺もそうですがガンで亡くなられた方の多さにも驚かれさます・・・

この調査期間内に、妊娠中から産後1年未満の女性が死亡した人数は357人だったそうです。

357人のうち102人が自殺で、その102人のうち10人が妊娠中、残りの92人が出産後の自殺とのことでした。

自殺率が高いのは高齢で初めての出産者

産後うつ
出産後に自殺された中の約半数が35歳以上で、半分以上の65%が初めての出産(初産)だったそうです。

ちなみに私はこの両方に該当しています(^^;)

気になったのは『無職の世帯の女性も多かった』という点でした。

無職の女性ではなく、無職の世帯という所がポイントですよね。

私自身がそうですが、就職氷河期世代、失われた十年世代、貧乏くじ世代、などと表現されてきた世代です。

妊娠した女性が非正規雇用で、仕事を辞めざるを得なかったとしても、男性は少なくとも何らかの職についているのが大半ですよね。

未婚の状況だったのか、それとも相手の男性まで無職だったのでしょうか。

いずれにせよ、これから子供を育てて生活していけるのかと、不安を感じてしまうのは当然だと思います。

自殺の多くは産後のうつが原因でした

産後うつ
自殺に至った原因の多くは『産後うつ』で、10人に1人は発症しているそうです。

私が出産前に参加した母親学級の中で、1~2人が産後うつを患った計算になります。

シブ5時の番組内で産後うつを経験された女性が紹介され、「うまく出来ないのは自分のせいだと自信失った」「育児が充分に出来ない自分を責める日々だった」と当時の気持ちを語っていました。

この女性は出産後の2ヶ月辺りが、辛い時期のピークだったそうです。

この番組に届いたメッセージの中で、こういった意見がありました。

生後3ヵ月までは元気で楽しく育児をしていましたが、日中は子供と2人きりで外出できず3ヵ月後くらいから体調を崩しました。3ヵ月後くらいから半年くらいで検診できる制度が欲しい。

この意見、私も同感です!!

保健師さんの訪問は数か月後にして欲しかった

新生児と一緒
私が住んでいる地域では、生後2週間頃に母体の検診、同じ頃に市の保健師さんの訪問がありました。

確かに初めての育児で生活も一変し、まだ慣れない育児でしっちゃかめっちゃか、という感じではありました。

けれど少なくとも私は、この頃は元気だったんです。

マラソンで言うところのランナーズハイと同じで、出産後ハイと言うのでしょうか。

確かに大変でしたが、とにかくやることが多く、常に興奮しているせいか、常にテンションが高く意外と元気だったんですよね。

当然、保健師さんの訪問も何事もなく終わりました。

ところが実際、精神がきつくなって来たのは、私の場合は数か月後、いわゆる『黄昏泣き(たそがれなき)』という、夕方から赤ちゃんがひたすら泣くという時期に入った頃でした。

体調の悪さと自分のメンタルの落ち具合を、特に感じたのは生後10カ月頃で、友人も同じ時期に病院へ行ったところ、睡眠不足と過労による自律神経の乱れと診断されたそうです。
赤ちゃん
何カ月も続いてきた細切れ睡眠は、肉体もそうですが精神も蝕みます。

0歳児を連れての外出は本当に大変です。

それを考えただけで外に出る気が失せるため、病院に行くほどの明らかな症状が出ない限りはわざわざ外出しませんよね。

親や夫、友達が気持ちを理解してくれたり、協力してくれれば良いのですが、必ずしもそうとは限りません。
黄昏
子育ては大勢の人が経験していることで、苦しいと感じているのは自分だけかもしれない。

自分の能力の無さを認める様に思えて、SOSを出すのに抵抗を感じるかもしれません。

自分よりもっと辛い人が連絡をする所だと思っていて、私は連絡をしたことはありませんでした。

今思えば、もっと気楽に連絡しても良かったと思いますが、当時はそう思えなかったのです。

シブ5時で紹介された取り組みについて

番組内では産後に利用できるボランティアのサービスや、最も身近なパートナーである夫との関係を良くするためのノート等について紹介していました。

そちらについてもメモしておきます!

ホームスタートの存在をもっと早く知りたかった

私が「ああ、知ってたら自分が利用したかった~!」と思ったのが、番組内で紹介されていたホームスタートです。

全国に98カ所あって、週に1回2時間程度、ボランティアが無料で訪問して下さるそうです。

<ホームスタートがある都道府県>
北海道、青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
石川県、滋賀県、大阪府、広島県、徳島県、香川県
佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
2018/10/16現在

4~6週連続で毎回同じ人が訪問してくれるので、毎回イチから自分の状況を説明しなくても良いですし、前回に比べて変化にも気が付いてくれそうですね。

シブ5時に登場した産後うつを患った女性も、このホームスタートを利用したそうです。

否定せずに聞いてもらえたことが大きく、特に私も「これを当時に言われたら楽になれただろうな」と思ったエピソードがあります。

「赤ちゃんは気まぐれですよね、振り回されますよね」と言ってくれた。
あ、そう思っていいんですよね、っていうのは強く思いました。
赤ちゃんを悪者にしているような、でもそう思っちゃいけない
言っちゃいけないと思っているからこそ、言ってくれて嬉しかったんです。

赤ちゃんは泣くのが仕事。だからいくら泣いても、赤ちゃんはちっとも悪く無いはずなのに・・・(以下自粛)

そう思ってしまう自分が母として、人として何かが欠けていたり、劣っているんじゃないかと、自分を責めそうになりました。

そんな時にこの制度を知っていたら、すごく心が楽になっただろうなと思います。

6歳未満のお子さんを育児中の方が対象なので、赤ちゃんの時期以外でも大丈夫です。私も必要になったら今度こそこういった仕組みを利用します!

※参照リンク
ホームスタートご利用の流れ
よくある質問
全国各地の連絡先

世帯経営ノートで夫と一緒に家族会議

シブ5時では他にも面白い企画を紹介していました。

それは子育て中の夫婦向けに作られた『世帯経営ノート』です。

産後は本当に目の前のことに追われて、夫婦の気持ちがすれ違いがちになります。
すれ違う夫婦
基本的に寝不足が長期的に続えけば、大抵の人はイライラしますし、女性ホルモンは乱れまくりで自分ではコントロール出来ない部分が大きいです。

最も離婚が多いのは出産して1年か、2年以内位だったはず(うろ覚えでゴメンなさい)

そんな時このノートを使い、家族経営者として夫婦で未来を考えることが出来たら良いですよね。

参照リンク:【夫婦会議ツール】夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」★リニューアル版★

なお、番組の影響で注文が殺到して品切れしており、発送までに時間がかかるそうです。

全国放送の影響力はさすが!

夫達よスマホを置いて妻の話に耳を傾けよう


シブ5時を観ていた方のTwitterの中で、先ほどの「世帯経営ノート」に対するこの様なツイートがありました。

産後の夫婦向けノート……我が家にはハードル高いな〜〜。
まず夫が妻の話に耳を傾けるってとこから始めないとムリ。
家にいるときはごはん風呂以外基本ゲームだし無理無理

ダンナが家にいる時はスマホゲームばかり、というご家庭は少なくないようです。

私の夫もスマホゲームをしている時間はそれなりに長いです。自動プレイモードにしているので、ゲーム自体は24時間フル稼働(苦笑)

世帯経営ノートを前に、きちんと耳を傾けてくれる旦那さんって、それだけで意識高い系かもしれません。

我が家のCEOはちょっと頼りないので、今後どうするか作戦を考えてみたいと思います。